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台湾の高雄市の旧倉庫街をリノベーションして芸術特区にした「駁二芸術特区」、とてもすてきな観光地です。とりわけ、その中を走る「高雄ライトレール」は、電車が近づくたびに人々はカメラを向ける、ただの移動手段を超えてランドマーク的な役割も果たしていました。
高雄ライトレールとは
最近世界ではライトレール(LRT)が数多くできていますが、台湾にも台北市の近く、新北市淡水区の淡海ライトレールと高雄市の高雄ライトレールの2つが最近できました。今回は、高雄ライトレール(高雄捷運環狀輕軌)に乗ってきました。名前のとおり最終的に環状線になる予定ですが、今のところ海沿いの一部区間のみ開通しています。
MRTでライトレールの駅へ
台湾の新幹線「高鐵」の終点の左營駅から高雄MRT紅線に乗り、凱旋駅で降ります。ライトレール「前鎮之星」駅の案内がありました。
高雄ライトレール前鎮之星駅
MRTの駅を出ると、目の前がライトレールの停留所です。
高雄ライトレールの運賃支払い
ICカードで運賃を支払う場合、乗車前に停留所に設置されているカードリーダーにICカードをタッチするか、乗車時に車内のカードリーダーにICカードをタッチします。
高雄ライトレールの車内
MRTとの接続駅からたくさんの人が乗りましたが、車内は広く、ゆったりと乗車できます。
旧倉庫街を走る高雄ライトレール
芸術特区の旧倉庫街を走る高雄ライトレールです。アートに囲まれた中を走り、ライトレール自身も架線レス・芝生軌道でとても美しいです。電車が通るたびにカメラを向けてる人が多かったです。
高雄ライトレールの電停
高雄ライトレールは電停の部分にのみ架線があり、電停に停車中にバッテリーに充電します。
鉄道跡地の広場
鉄道の跡地が当時の様子を生かしたアート空間になっています。
まとめ
高雄ライトレールは、ライトレール自身が芸術特区のアート空間に溶け込んでいて、移動手段として便利なことはもちろんのこと、街の景観にも大きな役割を果たしていて、歩いて楽しくなる街でした。これは地下鉄等では成し得ないことだと思いました。
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