ゴールデンウィークの5月2日から5月6日にかけて、台湾に家族旅行に行ってきました。そのときに見た台湾の公共交通(台湾の新幹線「高鐵」、台湾の在来線「台鐵」、地下鉄「捷運(MRT)」、バス「公共汽車」、ライトレール「輕軌」、交通系ICカード「悠遊卡」など)をテーマに複数回に分けて記事にしたいと思います。
出国
今回は、富山きときと空港(TOY)を12:40に出発する中華航空(チャイナエアライン)171便に搭乗し、時差-1時間の台北桃園空港(TPE)第2ターミナルに15:00に到着しました。地元の空港から直行便で3時間強なので、とても便利です。
交通系ICカード「悠遊卡」を購入
台北桃園空港に到着し入国後は、両替と、現地のSIMカードを買った他、台湾にいくつか種類のある交通系ICカードのうち、一番使える場所が多い「悠遊卡(ヨウヨウカー、Easy Card)」を忘れずに買います。空港から台北市内へ向かう鉄道「桃園MRT」の改札口横の機械で売ってます。カード代100元+初回チャージ額400元の合わせて500元で買うのですが、販売機はお釣りが出ません。両替で受け取ったお札は大半が1000元札なので、隣の両替機で事前に両替する必要があります。販売機の前にいた係の方が教えてくれました。(係の方には英語は通じませんでしたが、親切に教えてくれて、販売機は日本語などいくつもの言語に対応していました。)
台北桃園空港のアクセス鉄道「桃園MRT」
台湾の交通系ICカード「悠遊卡」を買ったら、桃園MRT(桃園捷運)の自動改札機にタッチして、台北方面の電車に乗ります。各駅停車(普通車、Commuter)と快速列車(直達車、Express)がそれぞれ15分ごとに走っているので、快速列車に乗り台北駅まで39分です。車内の博愛座と書かれた席は優先席ですが、台湾の方は優先席でなくてもすぐに高齢者や子どもづれの方に席を譲ってくれます。桃園MRTには荷物置き場もあるので、空港利用者に便利です。
また、ボックス席の窓側にスマホの無線充電機(最後の写真の白い機械)が置いてありました。スマホに接続して充電を試してみましたが、使い方が分からず。でも反対側の席の方はちゃんと使っていたようなので、コツがあるのかもしれません。
台北駅からタクシーに乗車
台北駅(台北車站)からホテルまでは雨が降っていてスーツケースもあったので、タクシー(計程車)で向かうことにしました。とてもきれいな桃園MRTの駅を出て、タクシーの案内を探すと、西停車場という名前の地下駐車場の脇にタクシーのりばがあるようなので、そちらから乗りました。最初乗り方が分からず戸惑っていたのですが、係の方がいて、番号1〜5の5カ所にタクシーが同時に停車して一気に5組の客がタクシーに乗車するシステムのようで、次々と到着する乗客を一気にタクシーに乗せて出発していっていました。大きなスーツケースをトランクに載せるなど乗車に時間がかかる方が多い中、このシステムは効率的です。
タクシーの運転手には、ホテル名を英語や中国語で伝えても通じず、スマホの画面を見せたけどすぐに理解してもらえず、少し苦労しました。後から分かったのですが、台北市内は街路に沿って住所がついていて、街路の片側の番地が奇数番地、もう片側が偶数番地になっているようで、タクシーの運転手に通りの名称と番地を伝えるとすぐに理解してもらえました。例えば、私の泊まったホテル「歐華酒店」は林森北路という通り沿いで、ホテルの住所が「台北市中山區林森北路646號」なので、「林森北路646號」と伝えると一瞬で理解してもらえてスムーズでした。林森北路という通りは南北に走っていて、この通りの東側に面している建物が奇数番地、西側に面している建物が偶数番地なので、偶数番地なら(台湾は車は右側通行なので)この通りを北側から回り込んで南向きに走ればホテルに横付けで停まれるということのようです。
このようにして、日本を出て台湾のホテルに到着しました。空港も駅もとてもきれいで、案内も充実していて、とてもスムーズに到着することができます。
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